ルイ・エラール

1929年スイス時計発祥の地、ジュラ山脈の麓 「ウォッチ・バレー」と呼ばれるジュウ渓谷ラ・ショー・ド・フォンにルイ・エラールは自身の名を持つ時計会社を設立しました。この地で18世紀から続く時計作りの情熱に突き動かされるように、彼は1931年に自身の名をつけた時計を発表しました。その後、スイスの時計産業が等しく影響を受けたクオーツショックや幾多の困難を乗り越え現在の本拠地であるル・ノワールモンに移転した際に「ミドルクラスの価格で素晴らしい時計を提案し、機械式時計の素晴らしさを世界中のたくさんの人たちに楽しんでもらう」というコンセプトを打ち出し、自らが作り上げる時計に新たな価値観を創造しました。

2003年にその後のブランドの顔ともいえるレギュレーターを、2011年にルイ・エラールブランドの80周年を記念し、最上位シリーズである「エクセレンス」を発表。その一方でイングランド プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドの100周年パートナー・ウォッチの作製やイギリスのスポーツカーメーカーのアルティマのオフィシャルタイムキーパーを担うなどヨーロッパのスポーツ団体とのパートナーシップも築き上げてきました。価格上昇が続くスイス時計において、その歩みは自らが掲げた「ミドルクラスの価格帯」から逸脱することのない確固たるコンセプトのもと、良質な時計を作り続けることでより多くの人々に受け入れられるブランドとして成長をし続けました。

そして、ルイ・エラール社創設90周年を迎えた2019年にはロゴ、サインを新たにし100年にむけ次の一歩を踏み出します。従来のスポーツ界とのパートナーシップに加え、アラン・シルベスタインをはじめとする著名なクリエーターとのコラボレーションモデルの発表、また、グラン・フー エナメルを採用するなどスイスの伝統的な時計製造技法を取り入れたクラフトラインシリーズを相次いで発表。
過去からの伝統に瑞々しい新しい感性を加えた新生Louis Erardとしてこれからもアフォーダブルでありながら魅力的な時計を作り続けていきます。