レイモンド・ウェイル

創業者のレイモンド・ウェイルがブランドを立ち上げた1976年当時、歴史あるスイスの時計業界はクオーツショックに喘いでいました。そのような状況で、あえて新しい時計ブランドを作り出すことは、逆境の中でのスタートだったのです。

しかしそれは、「スイスの時計製造がどうあるべきか」を再考する絶好の機会ともいえました。誇り高きその信念は、今もブランドのアイデンティティとして根付いています。

現在でも、創業者一族による経営を持続。レイモンドウェイルは信頼するスイス国内のサプライヤーと協力体制を整え、小さなパーツサプライヤーを含め、スイスの時計業界全体で新しい時計を作る。そこにも、創業当時と変わらぬ姿勢が見て取れます。

ジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ2023で、チャレンジウォッチ賞を受賞したレイモンド ウェイルは、「ミレジム」コレクションを新しい世代に向けたフラッグシップとして位置づけています。

まっさらな五線譜を前にした作曲家のように、自由な発想で生み出される「フリーランサー」。時が経っても色褪せない洗練されたクラシカルデザインが評価されている「マエストロ」。エレガントでタイムレスな「トッカータ」。これらのコレクション同様、クワイエットラグジュアリーを理念に細心の注意を払って作られたファミリー経営ブランドの2024年版ヴィンテージは、個性、エレガンス、ウォッチメイキングの伝統、現代的なデザイン、精緻な仕上げ、スイスクオリティを織り交ぜており、非常に魅力的な価格に設定されています。