クロノスイス

■クロノスイス　ブランドヒストリー
クロノスイスは、スイス時計業界がクオーツショックにより大打撃を受けていた1983年にスイス機械式時計の伝統的な技術を継承するために時計師ゲルト・R・ラングがミュンヘンに工房を設立して誕生しました。1987年には手巻式腕時計「Régulateur」を発表。レギュレーター式ダイヤルの腕時計としては初の量産モデルとなった同モデルは、縁にコインエッジベゼル、オニオン型リューズ、ネジ留め式ベルトラグなど、一目でクロノスイスと分かるディテールを備えたタイムピースでした。その後1995年には世界初のスケルトン ダイヤルを搭載した自動巻クロノグラフ「Opus」シリーズやムーンフェイズ表示付き自動巻クロノグラフ「LunarChronograph」などが世界中の機械式時計ファンの人気を集めます。2012年にはオリバー・エブシュテインが、創業者のゲルト・ラング氏よりクロノスイスの経営を引き継ぎ“第2世代”として順調なスタートを切りました。2016年には革新的な3次元のダイヤルを採用した「Flying Regulater」を発表。本社はミュンヘンからスイスのルツェルンに移転し、現在ではほとんど目にすることが出来ない伝統的な手法による時計作りを復活させるために、エナメル焼成装置やギョーシェ模様を施す手動旋盤などを取り揃えたアトリエを設立しました。「モダンメカニカル」を新たなコンセプトに、伝統と先進的な技術を融合した機械式時計の開発を続け、「レギュレーター レ・セック」、「スケルテック」などの斬新なデザインの時計を発表しています。ブランド創業から40周年にあたる2023年には、ジャンピングアワーとレトログラードミニッツを搭載した「デルフィス」を曲面のダイヤルにファイヤーエナメルを施しデザインを一新した「デルフィス　オラクル」として復活させました。クロノスイスが誇る卓越した職人のクラフツマンシップの集大成であり、これからのコレクションの礎となるでしょう。